ヴォルテージの高い集団
「ヴォルテージの高い集団だね。こっちもエネルギーもらうよ」
先日セミナーにご参加いただいた方から私たちがいただいた言葉です。
確かに「コラボ」をするには一定量以上のエネルギーが必要なのかもしれませんね。
「交流分析」という心理療法では、エネルギーが低くなると積極的に対人関係や交流を持たなくなる。バランスのよい高いエネルギーにするためには意識的に人に関心をも持ち、積極的に交流することが大切であるといっています。
「意識的に人に関心をも持ち、積極的に交流することが大切」と言われてもエネルギーの低い時はなかなかそういう気分にはなれないでしょうし、熱すぎる人をしんどく感じることもありそうです。
あるいは、人間に備わっていると言われるホメオスタシス(恒常性)はここでも力を発揮して何らかの原因で低くなったエネルギーをある一定のところまで戻そうとする力があるのでしょうか。
そう考えていくとヴォルテージの高い人からエネルギーをもらってウズウズする段階にいる人はある程度エネルギーがある人ということになるのでしょうか。そのエネルギーをどう使ったらいいのかわからないという不完全燃焼な状態なのかもしれません。
高いエネルギーにもいろいろな種類があります。ウキウキ~♬ワクワク~♬は楽しさに溢れるエネルギーですが、文句ばっかり言ってる人も結構エネルギーが高そうです。
「怒り」のエネルギーは半端なく高いですよね。「怒りは第2の感情」と位置付ける心理学もあります。「怒り」になる前の感情には期待と裏腹な状況による落胆・心配・悲しみ・寂しさ・傷つき・不安などがあるとすると、このエネルギー量はそのままで第1の感情の奥にある大切な気持ちに気づけるといいのかもしれません。
「質の高いコラボ」を探求する「コラボラ」としては、一人一人のエネルギーを高くすること、そして高いエネルギーをどうモチベーションに変えて行くかにとても興味があります。
まずは自分の内側にどんなエネルギーがあるのか、それはどうして形成されて、どこに向かいたいと思っているのか、、そこに自覚的でありたいですね。